【訪問産後ケアポストパータム始動!】訪問による産後ケアを始めた、訪問看護ステーションかがやきの佐々木理学療法士に聞きました!
投稿日:2021.11.01
こんにちは。いつもホームページをご覧いただき、ありがとうございます。これから、看護・介護・福祉について熱い想いをもった”かがやく”スタッフを紹介したいと思います。
今回は、令和3年10月から始まった新事業「訪問産後ケア」を立ち上げたメンバーの1人、佐々木理学療法士に話を聞きました。
■訪問産後ケアってなんですか?■
出産後のお母さんが笑顔で育児を楽しむことができるよう、医療職が産後のママの家に訪問してケアを提供するサービスです。産後は体力も筋力も落ちてるから、家事をするのも大変なんですよ。
■産後ケアに興味を持ったきっかけは?■
自分が出産したあとに腰を痛めたのがきっかけです。理学療法士なのに自分のからだの変化に気づけなかったなんてショックでした。それで、産後ケアが大切なんだと実感しました。
■産後ケアってメジャー?■
10年前から母親教室や妊婦教室の講師をしていますが、10年前は日本ではまだまだ情報が少なくて、海外の先生の研修を受けたり、苦労しながら学んでいました(笑)。海外では出産したママたちがケアを受けるシステムが充実していますが、日本ではまだまだ行き届いてないのが現実ですね。国の産後ケア事業もありますが、利用回数や日数が決められてるのでなかなかそれだけで産後のお母さんたちの不安を取り除くのは難しいんですよね。
■海外の産後ケアって?■
海外では出産入院の期間がほんとに短いんです。出産したらすぐ退院ですね。でも、医療職は産後ケアに入るのが普通で、産後ケアのシステムも充実してるから早期の退院が可能になってます。とある国では、出産後1か月、からだを休めるために入院する施設があるんですよ。
■これからの産後ケアについて■
産後のからだはほんとにデリケートで、子宮や骨盤のからだの痛み、それから育児の不安や社会からの孤立感など、お母さんにかかる負担は想像以上なんです。そんなお母さんたちの不安が少しでも和らいで、笑って育児が出来るように、正しい産後ケアを提供していきたいと思っています。お父さんにもぜひ産後ケアの大切さが広まればいいなと思います。
今回話を聞けば聞くほど、出産って大変…と思ったのが率直な感想でした。医療職による産後のケアは、病院や産科に行かないと受けられないと聞き、”家を出る準備をするだけで心がおれそう…”と思いました。自宅に来てくれる訪問の産後ケアだったら、雨の日も風の日も自宅で待つだけで、リアルな育児の様子を見てアドバイスしてくれるのは、とても魅力的だと思いました。「お母さんはすっぴんのままで、家の中も掃除しなくていつもの状態で大丈夫です。育児をするだけで本当に大変ですから」と言ってくれる佐々木理学療法士をはじめ、訪問してくれるスタッフが出産経験があるので、育児と家事の両立が簡単ではないことを理解してくれるのは、嬉しいポイントだなと思いました。まずは、育児を頑張る広島のお母さんたちに、広めていこうと思います!